寝る子は育つ

雑多で浅く音楽、漫画、アニメ、ゲームの話など。

HUNTER×HUNTER33巻感想(ほぼクラピカの話)

 3年半!なんかもう、そんな経ったの!?て感じですね。暗殺教室が始まって終わったっていうのも衝撃ですが、自分の人生に当てはめても、私結婚して転職したよっていう…2回も重要なイベントこなしてるっていう…あ、あと甥っ子が生まれたのと婆ちゃんが死んだ。生命の営みすら感じさせる年月ですね。

 
先日久々にジャンプ掲載されるっていうから買って読んでみましたが、結構話がわかりませんでした。壺?王子?ハァ?クラピカかっこいい…みたいな。それで、今回33巻を読んで、やっとこさ話についていくことができました。読むのに2時間以上かかりましたが…読み始めてまず「え…?カキンって何…?」から始まり、32巻も読んだので、余計に時間がかかり…それでまあなんとか…わかった…最後のページの赤子抱えて神妙な顔してるクラピカ見てたらなんか変な涙出てきそうになりました。本誌ではこの後ヒソカと団長の激熱バトルに突入しましたので、クラピカはまた出てこなくなるんでしょうか…また15年会えないんでしょうか…はい、待ちます。
 
私中学生の時本当にクラピカのことが心底好きだったんですけど、33巻では15年以上の歳月を経て久々にちゃんと喋るクラピカに会うことができて、なんか変な感動に包まれてました。なんだろう元カレに会うとか?そんなんじゃないですよ元カレよりもっとなんか深い気持ちですよ。深いです。謎の感動。
本当に頭おかしい話なんですけど、中学生当時はヨークシンあたりの話を多分やってて、クラピカかっこいいクラピカに彼氏になってほしいという気分で読んでたんですよ。どういうシチュエーションで中学生とクラピカが出会うのかわかりませんが。とにかく恋ですね。恋です。あと友人から借りてレオクラ同人誌も読んでたので、クラピカにはレオリオがお似合いだくらいにも考えていました。腐女子ですね。可哀想。
その後は新刊が出る度に密かに心配をしていました。仕事はどうなったのか?まだノストラード組にいるのか?眼は集まっているのか?等など…本編はGI編、蟻編と進んでいましたが一向にクラピカが出る気配はなく、私も半ば諦めていました。
ついに出た32巻の様子も、私を心配させました。1人暗い部屋でどうしたんだ!?民族衣装は!?明らかに幸せそうじゃない。ゴンやキルア、レオリオとも連絡取ってないみたいだし…
で、そんなモヤモヤを抱えたまま3年半が経ち、ついに33巻を読んだワケです。そこで民族衣装をやめてスーツをキメたクラピカが、知らん間に緋の眼も結構集まり、でも仲間の眼を集める度に何かを失い、仲間の眼の前で帰るあても待つ人もいないと悲しみと虚しさを吐露しているのを見て、私はもう…もうたまらない気持ちになりました。お前!!もう!!うち来い!!!とにかくうちに来い!!!そんでみんなで鍋でも食おう…と…私が二次元であの場にいたら、もう泣きながら抱きしめてますよ。それくらいクルものがありました。なんかもう愛ですよ。15年で恋は愛に変わった。
さらにその後のレオリオとの絡みが良かったですよね。クラピカが着信無視してグズグズグズグズしてたのに、変わらないレオリオの明るさ…レオリオの前向きでさっぱりした明るさが、どれだけクラピカの心を…照らして…いるか…(泣いてる)
 
キルアも蟻編の途中ですごく成長して、イルミに操られてた心が開放されたようなエピソードありましたけど、クラピカも今後そういう話がありそうですよね。仲間の眼の復讐に全てを費やしていて、本当にそれが正しいのか、彼自身も迷いが出ているようですし。時間かかってもいいから、描いてほしいなあ。